chay / 運命のアイラブユー EP

とりあえず自分周辺のリアクションから様子をキョロキョロとうかがうかぎり、「逃げ恥」が独走中な雰囲気満載の今クールのドラマ事情。


個人的には、ガッキーと石田ゆり子のそれぞれ年齢相応のかわいらしさで得点を稼ぐも、星野源演じる主人公の悶絶するくらいの恋愛に対する煮え切らなさに耐えられず、恋ダンスにもさほどピンとこず...。


というわけで、一番いいね!これは秀逸!と思ったのは、ドラマタイトルの『逃げるは恥だが役に立つ』...。


じゃあ自身の今クールのお気に入りドラマはどうよ、というとこれが地味に『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』だったりします。


あいかわらず濃厚な石原さとみ節に「うへー」と思いつつ、ちょっと仕事でくたびれ系女子を演じる本田翼に癒やされながら毎回楽しんでおります。因みに菅田将暉のかっこよさは、いまひとつよくわかりません。


石原-管田間の恋愛の進展の遅さっぷりは『逃げ恥』同様じれったいことこの上ないですが、ドラマ全体のテンポがいいのでもやもやイライラしなくていいです。演出もウザさ一歩手前で巧くバランス取れてクドくないし、基本1話ごとにある程度話が完結しているので観やすいのもポイントアップの一要素。


あと、自分が昔、専門学校やその後に勤めた職場で校正をしたことがあるっていうのは贔屓目になってるかもしれません。


で、その『校閲ガール』のオープニングチューンがchayの歌う「12月の雨」。


chayというとフジ系『テラスハウス』出演時に、(演出か地の性格かは不明ですが)どうにももどかしいお嬢様キャラを見せてくれて毎週深夜の時間帯に楽しませてくれたのをついつい思い返してしまいます。そして、番組終了後はソロミュージシャン兼モデルとして本格的に活動中。


ひととおり彼女の作品は聴いているわけですが、個人的に彼女のちょっと力んだ風のくせのある歌い方がちょっと苦手で「うーん...」なわけですが、このドラマで使われている荒井由美(松任谷由実)カバーはほどよくリラックス感あっていいです。


セルフ作品もこのぐらいのニュアンスで歌ってくれればもっと聴ける気がするんだけど。「頑張ってる」感が強すぎる気がするんだよねー(逆にそこにグッとクる人たちも多数いるのでしょう)。


因みに、プロデュースはティン・パン・アレーのメンバーである鈴木茂氏。演奏は、ドラムは同じくティン・パン・アレーの林立夫氏、ベースにはミカバンドの小原礼氏といった豪華メンツが揃っているのでよだれが出そうだよ。


というわけで、この「12月の雨」収録『運命のアイラブユー』、apple musicでも聴けますので未聴の方はぜひ。1曲目「運命のアイラブユー」もモータウン調の小気味よいサウンドが気持ちいいです。

the sound of bricolage

サイト管理人・アケシン(UK/US indie・渋谷系 DJ)。 このブログでは、新しくリリースされる作品や、自分が日々聴いている音楽、過去に自分がDJ時に回した音源などをピックアップしていきます。 紹介するからには、その作品をたくさんの方に実際に耳にしてもらいたいので、apple musicなどでチェックできる作品を中心にチョイスしていきます。

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