デザインど素人君、自分が大好きなバンドのフライヤーを作るの巻

不肖わたくしもDJとして参加させていただくライブイベント「b-flower + The Laundries Live - another sunny day -」開催まで、ついに1か月を切ってきました。

2017年はコーネリアスのニューアルバム&小沢健二のシングル連打&メディアへの完全復帰というフリッパーズ・ギター組の活躍はもとより、ブリッジやペニーアーケードなどなど、かつての日本のネオアコースティック・シーンに名を連ねたバンドたちが揃って復活するという貴重な一年となりました。


そんな年の締めくくりの時期に、2015年に復活LIVEを行ったb-flowerが、東京では実に17年ぶりにLIVEを行うという意味においても重要なイベントであることは間違いないのですが、そのb-flowerへの強いリスペクトを普段から口にしているThe Laundriesが対バンするという点においても絶対見逃すべきではない、と強く言い切れます。


さて、そんな重要なこのイベントのフライヤー、実はわたくしが担当させていただいております。


デザインに関してド素人の人間がこのような重役を任されるにあたってのプレッシャーたるや相当なものでありますが、そういう機会に携われるのもありがたいお話であるのも事実。イラストレーターもフォトショップもほぼほぼ使いこなせない力足らずですが、ここはDIY魂を黒焦げにするしかありません。


そんなわけで今回は、一枚のフライヤーができるまでの経緯についてのお話。


まず、今回のライブ開催にあたっては、b-flowerもしくはThe Laundriesが仕切る云々あったのですが、最終的には両バンドに関わりもある、b-flower+Livingstone Daisyの後方(広報)支援部隊・通称ムクドリの会主催にて行うことになりました。


http://eternal59thsecond.wixsite.com/fobld


ムクドリの会では、今までにフリーペーパーを発行したり、イベントのフライヤーを作ったりしていたのですが、発行物の構成やデザインのほとんどは高田会長が担当しておりました(他にデザインできる人がいないこともあるし、高田会長ご自身がそういったことに前向きな方でもあるので)。


ところが今回のイベント用フライヤー作成の打ち合わせ時に、やりとりをしていると、どうにも会長が煮詰まっている様子が手に取るように伝わってきました。そんなわけで「じゃあ自分がトライしてみますよー」と引き受けることにしたわけです。


まず、作るにあたって念頭にあったのは「シンプルで情報が伝わりやすいもの」ということと、b-flowerが2016年にリリースしたベスト盤のデザインの雰囲気を壊さないもの、といったこと。もともとデザインに関する技術など皆無なので、できることは限りだらけ。ある意味、無敵です。


そんなわけでムクドリメンバーに提案するために、仮で作ってみたのが下記の4パターン。


まずパターンAは、b-flowerのハチノさんフォトをメインで使用したもの。自分が2015年のb-flower京都ライブの時に撮影した写真を利用。

パターンBは、ライブ開催が12月なので、クリスマステイストに重きを置いたバージョン。記念すべきライブに向けて、ファンの方たちがワクワクした気分になれるちょっとしたポップさやカラフルさが出せればいいかなあ、と。ご高齢目のご婦人のフォトを使うことでほどよいアダルティ感が出せているのではないでしょうか。

パターンCは、ライブが開催される冬→雪というイメージと、(個人的なイメージによる)b-flowerっぽい雰囲気のものを、という視点から選んだ写真を利用したもの。これは、自分的には悪くないなあ、という仕上がり。

このパターンはもう一枚写真に候補があって、その写真がこれ。

パターンDは、写真ではなく、イラストを利用。12月→冬→暖炉なんていう浅いイメージからセレクト。あとはb-flowerの「CHRISTMAS TIME(1965年のクリスマスタイム)」を聴いたときに、個人的に、小さい家の中でおばあちゃんが暖炉の前であんずのクラフティを焼いている画が頭の中に浮かんだのも理由のひとつ、ですね。

さて。この4パターンをb-flower&The Laundriesのみなさん+ムクドリメンバーに見せて、返ってきた意見はこんな感じ。


・(自分が)意図する内容になっているので、よいと思う

・写真はフリー素材ではなくて、メンバーで撮影もしくは用意したものの方が説得力が増すのでは?

・メインとなる写真を一枚決めて、あとは別バージョンでいろいろなパターンをフライヤーを作ってみては?

・Sugarfrostは"協賛"ではなく、"後援"へ変更した方がよい

・(ハチノさんより) あるタイミングからバンド表記は"b-flower"と固定にしているので、横文字は大文字ではなく、小文字にしてほしい


これらの意見をふまえて、過去にb-flowerのジャケットも手がけているSugarfrost山内章子さん(以下、あっこちゃん)に、今回のフライヤー用に写真を新規で撮ってもらうことになりました。


そして、あっこちゃんが送ってきてくれたフォトが以下の通り。

これらの写真をトリミング・微調整した上で、再度b-flower&The Laundriesのみなさん+ムクドリメンバーにて協議した結果、出来上がった最終バージョンがページ最初のもの。ほぼほぼ満場一致でこのフォトに決まりました。


最初のバージョンからの主な変更点は、

・キャッチコピーはフォト下からフォト上へ移動

・ライブ会場の名前は、"SHIBUYA LUSH TOKYO"から"渋谷LUSH"へ変更

・「LIVE - ANOTHER SUNNY DAY - 夢の続きを見よう- 」は「LIVE - another sunny day - 」に変更

・後援部分はロゴ画像に差し替え

といったところ。あとは文字サイズや文字間・行間などを結構調整しています(素人なりに)。


そして、12月にはこの内容をアレンジしたデザインによる両面印刷のポストカードサイズのフライヤーが、都内を中心としたレコードショップやライブハウスなどで配られているはず。これもぜひ手にとってほしいです。因みに、b-flower&The Laundriesのアー写が写っている面は、b-flowerハチノさんによるデザインです。こちらも要チェック!


観に行く予定の方でチケットをまだ手にしていない方はぜひ、SEEDS RECORDSオンラインからどうぞ。特典として、特製ステッカーが当日もらえますよ!

またローチケやイープラスでも一般販売していますし、ライブ会場である渋谷LUSHでもメール予約を受け付けているのでぜひ!


最後になりますが、今回のイベント、煽りでもなんでもなく、少しでも気になっている方にはぜひ観に来てほしい、と思っています。それはなぜなら、次のライブがいつになるかなんて神のみぞ知る、であるから。


開催したい、と強く思っていても、そうそう全ての条件が揃うことってなかなかないんです。実際、今回のイベントにしたって、ひとつネジが違えば12月開催は厳しい状況だったのですから。まだb-flowerやThe Laundriesの曲を耳にしたことのない方は、apple musicなどの配信サービスでも耳にできますし、Youtubeで検索してもらって聴くなら当たり前の話ですが無料ですし。


それと、できれば一人でも多くの人にこのライブを観てほしいと思っているので、情報を広く届けていきたいとも思っています。まだまだ、全然かつてファンだった方たちを含めて情報が行き渡っていないというのを痛感する日々です。なので、"いいね"だけでなく、リツイートやシェア、といった形で協力してもらえれば、とも思っていますので、みなさま、ぜひともよろしくお願いします(ぺこり)。


b-flower情報はこちらから→ https://ameblo.jp/clover-chronicles2/

The Laundries情報はこちらから→ https://the-laundries.jimdo.com

the sound of bricolage

サイト管理人・アケシン(UK/US indie・渋谷系 DJ)。 このブログでは、新しくリリースされる作品や、自分が日々聴いている音楽、過去に自分がDJ時に回した音源などをピックアップしていきます。 紹介するからには、その作品をたくさんの方に実際に耳にしてもらいたいので、apple musicなどでチェックできる作品を中心にチョイスしていきます。

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