例年、街にクリスマス・ソングが鳴り響くころになると、高橋幸宏氏(METAFIVE会長)のこのアルバムをレコード・CD棚から引っ張り出してよく聴いている。
理由としては、いわゆるクリスマスという時期特有の浮かれた気分、というよりはもっと厳かな気持ちにさせてくれるクリスマス・ソングが2曲入っているから、というのが第一だ。
それと、一曲目の淡々としたアコースティック調にカバーされたニール・ヤングの「Only Love Can Break Your Heart」や、「Betsu-Ni」といった曲が、冬特有の凛とした空気に適した気持ちに染み入らせてくれるから、というのも理由に挙げられるかもしれない。
あとは、若かりし日の自分が、生き方の指針のひとつとしていた曲「空気吸うだけ」が収録されている、というのも大きいね。"フニャフニャモラトリアム人間なりの気概"。そんなものをこの曲から感じ取っていたのかな。
この曲を聴くと、やっぱりあの頃の自分の姿勢や気持ちがフィードバックしてくる。ある意味、青春ソング、と言えるかもしれない。
で、これらの曲たちを聴いていると自分のこのあとの人生について考えてしまったりする。そんな冬の朝。さて、今日1日がはじまるよ。
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